SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
克己はリビングを出て迎えの部屋に案内してくれた。



「ここはゲストルーム…お前はここで寝るといい」



「はい…克己はどこで寝るの?」



「んっ?一人じゃあ寂しいか?」


「あ、そんなコトは…」


私の訊き方が悪かったのか…思わぬ誤解を招いた。



言葉足らずだったと心の中で深く反省する。




「…一緒に寝たいけど…」


いい大人の男と女が寝るだけじゃあ済まないでしょ!?


「付き合って1日目だ…焦って…お前を傷つけるようなコトはしたくない」



「克…己」



克己は平然とこっちが赤面するようなコトを更々と言う。


好きな子を苛める愛情表現は幼稚だけど。


私をドキドキさせる饒舌な口も持っている。

私を苛めていた専務が今日から恋人。

そして今日から専務と一緒に住む。現実感が全くなかった。


でも、私は彼がスキだーーー・・・






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