SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「ほら」


バカラのグラスに入った水。


水道水でも高級なグラスで飲めば、セレブなミネラルウォーターに思えてしまう。



「グラスも素敵ね…これってバカラだよね」



「そうだ…ラーメン屋の娘なのに…バカラを知ってるのか?」


「…ラーメン屋の娘は余計です…」



「悪かった…」


克己は素直に謝って来た。



「謝る程じゃあ…」



「…もう遅いし…シャワー浴びて来いよ」



「あ、うん」






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