あしたのみらい
でも私が死んだら私は地獄に堕ちるかも

天国のひとは優しいから

仲良くなってるかな…

でもやっぱり

孝一くんの隣は私が独占してたくて

あ、でもそれは迷惑かも




もういやだ





私は黙ってお通夜に出た。

ため息ばかりが私を汚染する。

雨が降ってきた。

雨が私の頬をつたったとき、

私は泣いた。

信じられないほど泣いた。

しぃんとした人の中でくずれ落ちて泣いた。

静かにすすり泣く親族の人より激しく

泣いた。
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