あしたのみらい
お通夜が終わると私は家に戻って寝た。

泣きながら寝た。

心配しドアをノックするお母さんを今は、

気づかってあげられない……。

「未来……」

「私は大丈夫だよ。もう寝て」

全然心にも思ってないことを、言ってしまった…。

ごめんね。



それから私は、まず学校に行かなくなった。

部屋にこもり、孝一くんのアドをいじくり続けた。

ごはんも、まともに食べなくなった。

部屋の前にきまって置いてある毎日の三食もほぼ残すほどだった。

食べるのは、最低限の栄養素のもとになる物だけ。

私は何もしたくなくなった。

1週間もすると先生がやってきた。

私は先生が来る時間には必ず部屋に鍵をかけた。
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