あしたのみらい
ううん、信じてるんじゃない。

だってここが私たちの家だもん。

ここ以外にどこに帰る場所があるというの?

私たちは、ここでしょうもない話をしていても幸せだった。

お金があり溢れていなくても、非凡な才能がある人がいなくても。

みんな笑って過ごしてた。

いつからかなんて覚えてるはずないんだ。

違和感なんてなかったから。

お父さんに私がキレて家を飛び出した時も、

いつもと変わらないオジサンのお父さんがそこにいた。

どこの家もあることのはずなのに。

私の家は、違った。

昨日の今は、春休み最後の日として、お父さんもみんな普通だった。

「普通のこと」

基準なんて分からない。

でもどうだっていいんだ。

離婚は仕方のない事なんですか……?

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