蝶に花を。
「海斗様っ!!海斗様っ!!何処ですか?!」

バタバタと、男の人たちが走って行く。

何やらものすごく焦ってるのがわかる。

しかしー

『海斗様~??』

様って何。

ミオは首をかしげその名前を呼んだ。

その名前はなんだか耳に残るように頭の中でくるくると回っては消え、回っては消えを繰り返した。
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