最終面接
レナをマンションまで
送り届けた。
最後だからって
手を繋いで歩いて…
別れ難かったのは
お互いさまで…
『…元気でね。
ありがとうーーー』
って、
彼女が俺の首に腕を絡め
抱き締めた事も
別れ際に、いつも通り
唇を重ねかけたレナが
『ごめん…つい…』
って、顔を背けた事も…
『いいよ。
いつでも戻ってこい』
そう言って、その唇に
最後のキスをおとした事も…
レナがエレベータに乗った事を
確認しても…
すぐに動く気になんて
なれずにいた事も。
どうしてーーー
今更…
鮮明に思い出すのか…