俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど



そのままぎゅーっと抱きしめた。



「…っ、あたしの話…聞いてないでしょ…っ?!」


「…………」


「にっ、匂いを嗅ぐなっ!!変態!!」




真子に首をブンブン振られたから、匂いが嗅げなくなった。



チッ……。



「はいはい。もー暴れないの」



と、お母さん口調で言ってみると、案外真子に効果があったのか、




すぐに静かになった……というより、もう俺に諦めた感があるけど。




まぁ、真子に密着出来てるからいーかってことで。




「真子には悪いけど…怪我してくれてよかったかも」


「今度は何よ……」


「2人で正当な理由でサボれてー、しかもぎゅーって出来てる上に、真子は身動き取れないとか」




俺、やりたい放題じゃないですか。



さすがにそこまで真子が嫌がることはしないけど。



「……もういい。変態は黙れ」


「え、いいの。じゃあ俺帰るけど」


「…っちが!そういう意味じゃない!」




素直になっても、口が悪くても

やっぱり真子はすごく可愛い。



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