-help-



玲亜さまは優さんにカッターを渡し、


机の上に座った。



優さんは私の制服に刃を立て、

どんどん引き裂いていく。



..ああ、この世界は


なんて残酷なんだろう。



ビリビリになった私の制服、

破れたところから下着が見え隠れしている。



私がそれを手で隠そうとすると、

優さんが手を押さえ付けた。



「..ありがと、優。

さ、お楽しみはここからよ」


いつのまにか、玲亜さまは

片手に携帯を持っていた。


くすくすと、妖しく笑っている。



--まさか..



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