-help-


『やっ、やめてくださいっ』


「はぁ?意味わかんない。

まだ何も言ってないじゃない」



玲亜さまは私に近づいてきて、そして


「ねぇ、」


と囁きかけた。



「この姿を撮られるか、弁償か。

あなたはどっちがいい?」



特別に選ばせてあげる、と言いながら

私に微笑んだ。



「答えが出ないのなら、写真ね。

優、押さえ付けて」


はい、と答えた優さんは

私の腕を縛り上げた。



「はーい、こっち向いて..?」


パシャ、パシャ、と

写真を撮る音がした。



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