守ってくれますか?
ナオ様が出て行くと、私は一人になってしまった。

一人になると、私の胸は、本格的に痛みだした。


・・・私、胸も負傷したのかな・・・



そんなことを思っていると、私は何の脈絡も無しに、ヒカルのことを思い出した。


・・・もうすぐ、帰ってくる・・・



嬉しい。
素直に、すっごく嬉しい。


・・・でも・・・・・


正直、不安もある。

父さん母さんを守れなかった私を、ヒカルは許してくれるのかとか。












―――それに・・・


ヒカルが帰ってくるということは・・・


ヒカルは、調べ上げたということ。




――・・・つまり・・・



私は、真実を知ることになる・・・



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