守ってくれますか?
「お前とナオ、何かあったんだろ?会って、仲直りでもなんでもしてこい!」

シュウ様が、半ば怒鳴るように言う。


私は首をかしげた。


「シュウ様、何言ってるんですか?私とナオ様は元から、何も無かったじゃないですか。」


「ヒカリッ!!!」

シュウ様が叫ぶ。


「じゃあ、何で今一緒に寝てないんだよ!」

「それが普通じゃないですか。私は使用人ですよ?」

「でも、前までは一緒に寝るのが普通だったろ!?」


ああ・・・そうだね・・・・・


「私が、ちゃんと身分をわきまえただけです。」

私は澄まして言う。


「身分とか関係ないのは、俺とヒヨリ見てるならわかるだろ!!」


「でも、私とナオ様はそーゆー関係では・・・」


「ああー!!!もういいから!とりあえず会って!!」


シュウ様はヤケクソ気味にそう言うと、私をひょいっとかついだ。


「ぎゃー!!!乙女に何するんですかー!!」

私はわめく。


「お前のどこが乙女なんだー!!!!」

ちょっ!!?

シュウ様ヒドッ!!!!




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