守ってくれますか?
私は母さんの様子を見たと同時に父さんに向かって駆けた。

「父さん!!やめてっ!!!!!」

私がそう叫んだ瞬間、父さんは包丁の刃を、私に向けた。

・・・実の娘に、向けたんだ・・・・

父さん、正気じゃない!!!

私は確信した。
だって、父さんはそんなことしないし、それに・・・

よろよろしてるから。


私は父さんの包丁をよけ、素早く父さんの頭に渾身のチョップをお見舞いし、父さんを気絶させた。


・・・・ほっ。
とりあえず、一安心だな。

そう、思ったとき・・・

「母さん!!!!!」


悲痛の、叫びを聞いた


ユウの、声だった・・・。


一番、冷静な、ユウの声だった・・・・。
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