守ってくれますか?
―ヒカルside―



「ったく。アイツは・・・・・」

俺は、ヒカリは走って言ったほうを睨む。


顔が熱い。

たぶん、今真っ赤なのだろう。


「最後の最後にキスとか・・・反則だろ。」


ゆっくりと芝生の上に仰向けになり、目を閉じる。



さわさわさわさわ・・・・・


風が木の上の葉を揺らしている。





―――終わったんだ・・・・・


俺の初恋、ちゃんと、終わる事ができたんだ・・・

伝えることができたんだ・・・



微笑した。


顔の熱はもう冷えていた。




好きだった。


どうしようもなく、ヒカリが。


大好きだった――――




今でも、この気持ちは消えない。


もしかしたら、一生消えないのかもしれない。



だけど――



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