守ってくれますか?
あら。

まぁ、そんなとこだろうとは思ってたけど。


「へぇ~ふぅ~ん・・・なるほど、ねぇ。」

私はニヤニヤする。

「なんだよ?」

シュウ様が不機嫌そうに言う。


私はにっと笑った。


「ヒヨちゃんのこと、溺愛してるんだなぁと思いまして!嬉しい限りでございます。」


「あ、当たり前だろっ/////」


シュウ様は顔を真っ赤にさせて、俯いてしまった。

ヒヨちゃんも顔を真っ赤にさせている。


何、こいつら、超可愛いんだけど!

ってか、シュウ様は今までさんざん女をたぶらかしてきたという話なのに、なんだその純情な反応はっ!!!


少し呆れつつも、私は2人から離れた。

やっぱりここは2人きりにさせてあげるべきだもんね!

お腹も減ったし!




私は朝食を取り、座れる席を探した。


「・・・・・あれ?シオンじゃん。」


やや奥の方の、窓際にシオンが座って味噌汁をすすっていた。

なぜか動作がぎこちない。

どうしたんだろ?


・・・・・・・ん?シオンの向かい側の席に座ってるのって・・・



「カー君!!!おはよー!」


シオンの向かい側の席に座っていたカー君に、私は微笑みかけた。




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