素敵彼氏の裏の顔
そんなある日の夕方……
肋骨の痛みも無くなり、久しぶりにサークルの練習に参加しようと思い、あたしはラケットを背中に更衣室へと向かっていった。
今日はどうやら隼人はバイトのようで。
久しぶりにテニスをするあたしは、隼人にその無様な姿を見られたくなくて、敢えて隼人がいない日に練習しようと企んでいた。
コートが近付くにつれ、わいわいと騒ぐ声が聞こえる。
やっとサークルにも慣れたあたしは、久しぶりの練習に胸を踊らせていた。