あなたが私を嫌いでも……。
「隣、いい?」
今居る場所は家の近くの公園。
ベンチに座っている。
「ええよ、座りなよ」
ニコッと微笑む隼人は誰よりもカッコいい。
あ、言い忘れてたけど、隼人は私の一個上なの。
だから今年は受験生。
………なんだけど、2人が出会ったのは2月だから、受験はもう終わって合格している。
「あー彼女欲しいな…」
彼女…!?
これって……告白するチャンスなのでは……!?
「隼人……」
「ん?」
ドキッ……
顔がカッコ良過ぎて顔見れない……。
「あ、あのさ、私がなってあげようか…?」
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