お嬢様重奏曲!
司の言葉を聞いて美琴だけではなく、薫や咲枝まで驚いていた。
「そ、それは本当なのですか? 司様」
「ああ。本当だよ。でも注意してほしいのは、可能性があるって事」
「つまりなれない事もあるんですか?」
「そんな事ないよ。まぁ本当のごく稀に使えない人もいるけど」
「なんやのそれ? 意味分からへんけど」
「魔力ってのは大小関わらず、誰だって持ってるもんなんだ。だからちょっと訓練すれば、誰だって魔力を感知出来たり、ちょっとした魔法なら使えたりもする。だけどそれだけじゃ魔法使いとは呼ばないんだ」
司はいったん言葉を区切り、三人の前に人差し指を見せる。
「感知出来た魔力を収束・増幅させる」
司の指の先端に緑色のゴルフボール程度の光球が現れる。
「んで知識により属性・効果を決める」
緑色の光球が赤く色を変え輝く。
「最後にイメージで範囲・持続時間の修正を行い、世界の理に干渉する」
赤い光球はまるで線香花火のように、鮮やかに輝きやがて消滅した。
「だから魔法とは魔力と知識とイメージから成り立っているんだ。分かるかな? 三つの内の一つでも欠けたら魔法は完成されない。不完全な魔法を使う者は魔法使いとは呼ばない」
「…なるほど。それで、まずは何をすれば良いのでしょうか」
「いや例え魔力感知だと言っても、そんなすぐに身につくものじゃないから」
「……そうですか。確かにその通りですね」
妙に咲枝が落ち込んでいるのを見て、司はため息わ吐く。
「…はぁ。分かったよ。じゃあこうしよう。授業が終わった放課後でいいなら、俺が教えてあげるよ」
「それは本当ですか? 司様!」
咲枝の表情が一変して明るくなる。
「あ、ああ。仕事は入ってないから、俺は構わないよ」
「でしたらそれで私も構いません」
「そか。だったらそうだな……放課後、寮の屋上で待ち合わせでいいかな?」
「はい。寮の屋上ですね? 分かりました」
「せやったらウチらも付いて行かなあらへんな」
「どうしてですか? 美琴さん」
「まさか一人で屋上に辿り着けると思ってるんか?」
咲枝は方向音痴の天才なのだ。
本人もそれを自覚しているのか何も言い返す事が出来ずにいた。
「そ、それは本当なのですか? 司様」
「ああ。本当だよ。でも注意してほしいのは、可能性があるって事」
「つまりなれない事もあるんですか?」
「そんな事ないよ。まぁ本当のごく稀に使えない人もいるけど」
「なんやのそれ? 意味分からへんけど」
「魔力ってのは大小関わらず、誰だって持ってるもんなんだ。だからちょっと訓練すれば、誰だって魔力を感知出来たり、ちょっとした魔法なら使えたりもする。だけどそれだけじゃ魔法使いとは呼ばないんだ」
司はいったん言葉を区切り、三人の前に人差し指を見せる。
「感知出来た魔力を収束・増幅させる」
司の指の先端に緑色のゴルフボール程度の光球が現れる。
「んで知識により属性・効果を決める」
緑色の光球が赤く色を変え輝く。
「最後にイメージで範囲・持続時間の修正を行い、世界の理に干渉する」
赤い光球はまるで線香花火のように、鮮やかに輝きやがて消滅した。
「だから魔法とは魔力と知識とイメージから成り立っているんだ。分かるかな? 三つの内の一つでも欠けたら魔法は完成されない。不完全な魔法を使う者は魔法使いとは呼ばない」
「…なるほど。それで、まずは何をすれば良いのでしょうか」
「いや例え魔力感知だと言っても、そんなすぐに身につくものじゃないから」
「……そうですか。確かにその通りですね」
妙に咲枝が落ち込んでいるのを見て、司はため息わ吐く。
「…はぁ。分かったよ。じゃあこうしよう。授業が終わった放課後でいいなら、俺が教えてあげるよ」
「それは本当ですか? 司様!」
咲枝の表情が一変して明るくなる。
「あ、ああ。仕事は入ってないから、俺は構わないよ」
「でしたらそれで私も構いません」
「そか。だったらそうだな……放課後、寮の屋上で待ち合わせでいいかな?」
「はい。寮の屋上ですね? 分かりました」
「せやったらウチらも付いて行かなあらへんな」
「どうしてですか? 美琴さん」
「まさか一人で屋上に辿り着けると思ってるんか?」
咲枝は方向音痴の天才なのだ。
本人もそれを自覚しているのか何も言い返す事が出来ずにいた。