またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜
パッと横を見ると頭を下げた伊月の姿。
お姉は何やら驚いた顔つきで……
「み、美和の彼氏…?」
「ただの同級……」
お姉は抱きしめていたあたしを振り払うと伊月の前に立った。
「かっこいいーーー♡♡美和やるー!こんなイケメンどこで捕まえたの〜?」
…………。
驚いて口をあけている伊月。
はぁ。最悪。
どこか、亜矢子お姉さんとお姉が重なって見えた。
「お姉やめてよ!!伊月はクラスメイトなだけ!捕まえたって……もう!何言ってんの!!」
ふーん。とにやけたかおであたしを見る。
「なんかさー。伊月くん?元君に似てるね。元君が来たかと思ったよ。」
傷口に塩を塗られたよう。
あたしは無言でお姉を通り過ぎ着替えて荷物を持ってまた玄関に戻った。
お姉と伊月は話してたみたいで……
「美和!これからはちゃんと言いなさいよ。同級生であろうが男の子の家なんてあがるバカがどこにいるの?今回はお母さんに黙ってあげるから。次は許さないから。」
「わかってるよ……」