恋愛写真

ハルタは少し驚いてた。



俺はハッとしてすぐに手を離した。



俺は何で…?


一体何でコイツを忘れられないんだよ…。



思わずうつ向いて後ろを向いた。



「見舞いに来たんだろ。薔薇、玲美好きなんだ。見せてやってくれ。」


本当はもっと…もっとこう…何て言うか、

伝えたいことは…ちゃんとあったんだ。



でも、言えない。

俺は『玲美の婚約者』だから…。
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