恋愛写真
雄星は真っ赤な顔をして

アタシから目をそらした。


「あれ…。もしかして、浴衣似合ってない…?」



何か恥ずかしくなっちゃうじゃん。

やっぱ、キャラじゃなかったな…


浴衣なんて着るんじゃなかった…。


アタシは思わず下を向いた。


すると、雄星はそんなアタシの顔をそっと

持ち上げてアタシのおでこと

雄星のおでこをコツンッ…とぶつけた。


「ごめん…。そのー…ハルちゃんがあんまりにも可愛いから…ついっ…///」


「えっ…///?」


雄星はバッと腕で顔を隠して

アタシの手をそっと手に取った。
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