不良系幼なじみとの甘い恋愛事情


「安心しろよ。お前みたいなガキに手ぇ出す気ねーし……付き合うつっても、ただの暇つぶしだ」



ひ、暇つぶし……⁉



あんたの暇つぶしに、なんであたしが付き合わされなきゃなんないの?



「だったら、あたしじゃなくてもいいでしょ?」



モテるんだから、あんたを好きな他のコと付き合えばいいじゃん。



「俺に逆らえる立場じゃねぇだろ?いいから言う通りにしろよ。バラされたいのか?」



「それは、やめてっ」



「だったら俺と付き合え」



バラされるのは勘弁だし、他に選択肢が残されていない。



あたしは観念したように渋々頷いた。


< 24 / 266 >

この作品をシェア

pagetop