近い君、遠い君。
…時間はあっという間に夕方4時。
まだかなぁ、まだかなぁ。
まだかなぁ………
ピンポーン♪
家のインターホンが鳴った。
「今すぐ行くねーっ」
玄関で服装を整えて、いざ出陣。
「…お待たせ~」
家を出ると隼也が自転車に乗ってスタンバイしてる。
もう秋だけどまだまだ暑いなあ。
…なんて考えながら落ち着く。
「よしっ、行こっか!」
隼也にただただ、着いていく。
「隼也、他に友達とか誘ってる?」
「いや、誘ってないよ!はるかと俺だけだよ」
「そ、そうなんだ…!」
嬉しさと、何故か不安な感情が交差する。