政略結婚~天使に導かれて~
「愛、心配しないで。父さん達には話して来た。二人とも、賛成してくれたよ。
 親戚たちは、俺が対応するし、西園寺には、父さん達も一緒に、挨拶に
 行くって言ってくれたよ・・・。
 だから愛、光太の為にも、早く籍を入れないか?・・・・」

「えっ・・・・・・それって・・・・・」

「そう、結婚するってこと。」

「悠太・・・・・いいの?私で・・・・」

「愛、俺は、言ったよね! 愛してるって!それは、前から愛の事が
 好きだったから、言えた言葉だよ・・・・。解ってる?」

「・・・・うん・・・・ありがとう、ゆう・・・・・

愛は、言い終わる前に、涙がポロポロと零れて来て、最後は言葉に
ならなかった・・・。

颯太が亡くなって、ずっと悲しかった。

光太は、一緒に居たが、それでも心の寂しさを埋め尽くすことが出来ず
心に穴が開いているようだった。

でも、いつの間にか、その穴がふさがっていて、いつの間にか、悠太の
前で泣けるようになっていた・・・・いつの間にか、寂しさが薄れていた。

それは、常に悠太が愛の側に居て、見守っていてくれたからにすぎなかった。

「悠太・・・ありがとう。愛してる・・・・」

愛は、素直な気持ちを悠太に告げた。
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