本当の愛。

「あぁ。やった。」

やっぱり・・・
これって別れたほうがいいのかな??
だんだん目に涙がたまってきた・・・
拓真は美菜のことどう思ってる
のかな??

「拓真??あたしのことどう思ってる?」

「ごめん・・・美菜・・・
 俺、今美鈴のことが好きだ・・・
 ほんと、ごめんな・・・」

あたしどうしたらいいのかな?
もう、涙があふれてるよ・・・

「拓真。あたし達別れよう・・・」

「おう・・ごめんな?」

最後は笑顔で言いたい・・・。

「もう、いいよ・・・
 これから、友達として
 よろしくね・・・
 あと、美鈴と仲良くね・・・」

あたしはそれだけを言って
泣きながら急いで階段を下りた。
ちゃんと笑えてたかな?

途中で、誰かとぶつかった。

「ごめん。大丈夫か??」

あっ学校1のイケメンの
朝日 叶斗だ!!
たしか、同クラだった気が・・・

「大丈夫です・・・。」

「確か、君って美菜ちゃんだっけ??
 泣いてるの??あっちなみに
 おれ、朝日 叶斗。
 叶斗って呼んで。美菜。」

「あっはい。美菜です・・・
 泣いてません・・・でわっ」

っと言っていこうとしたが・・・
ガシっと腕をつかまれた。

「おい。まてよ!
 美菜お前、泣いてんじゃねーか。
 バレバレなんだよ」

えっ?今何って言った??
叶斗はいつもこんな口調じゃない!!

「あ~。やっちもーた。びっくりしたか?
 さっきのが俺の素。みんなには秘密な!」

2人だけの秘密か・・・悪くないね~!

「あっうん・・・。」
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