【完】大キライなキミに片想い中。




キーンコーン―――


1時間目の終わりを知らせるチャイムが鳴る。


「はい、じゃあ授業終わりまーす」


「きりーつ」


はぁ……やっと終わった……。


「ゆーまっ。学校案内行こーっ」


零夜君が笑顔で私に言ってくる。


「あ、うん!」


「あれ、由愛どっか行くの?」


涼花が零夜君と私が教室を出ようとするのを見て言った。


「うん、学校案内を一通りしてほしいって言われて……」


「そうなんだ、私も行こうか?」


涼花までこのちょっとややこしい人との絡みに巻き込んじゃダメだよね!


「いや、大丈夫!涼花は教室にいて!」


「あ、うん、わかった。いってらっしゃーい」


「いってきますっ!零夜君、行こ!」


涼花に見送られて教室を出た。
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