交わらなかった平行線
『ねぇ、りな達はデートとかしないの?
せっかく彼氏できたのにー。』
*デート*
付き合ったらしたいなって、
ずっと憧れてた。
二人で出掛けたり、
手を繋いだり、
おしゃべりしたり。
でもきっと、
彼は顔を見られたくない。
私と会って、
くれるわけがない。
『顔見られたくないもん!
デートなんてムリムリ絶対ムリ!
てゆーかしたく無いし!』
作った笑顔は、
とても苦しく辛かった。