【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
「分かってるよ!!!!!!!!」

母さんはビックリしていた。

そりゃ当たり前だ…。

俺はこんなにも感情的になったことはない。

「分かってるなら早く行動にしなさいよ!!
千晃ちゃんが泣いてるかもしれないのよ!!!!
あんたは何をモタモタとしてるよ!!!!!!
千晃ちゃんが悲しんでるだから
それを優しく抱き締めるのが
あんたの役目でしょーが!!!!!!!!
分かったらなら早く行きなさい!!!!!!!!」

この無駄に長い説教じみた事がなければ

もっと早く行けた気がするのは俺だけか?

そんなことを思いながら

俺は千晃の後を追った。
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