君に愛して、僕を恋する。




風邪薬と水を飲んで、わずかに顔色が良くなった父さんは、また眠りに落ちた。



父さんの夕飯の片付けをして、一息つくと、何も食べてなかったことに気がついた。




「………… 腹へった。」




時間を見ると、すでに12時は回ってて、今から何か食べるのははばかられる。




砂糖を加えた牛乳を温めて、ホットミルクを作る。

俺が眠れないとき、父さんが必ず作ってくれる、大好きなホットミルク。




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