ボールを追いかけた夏

幼なじみ

「あっつぅ~!」

暑い。暑すぎる。汗が次から次へと出てくる。タオルが何枚あっても足りない。

「こらぁー!黒澤ぁー!練習に参加しろー!」

「女の子だから見逃してくださーい!」

「何ばかげたこと言ってんだぁー!」

監督が走ってこっちに来る。ヤバッ!

「監督なんかに足は負ける気がしない!」

「んだとぉー!?お前っ、エースから降ろすぞぉー!?」

「それは無理だから!」

残念ながら、監督は腰を痛めているため早く走れない為、彩乃の勝利は確実!

最近はずっと外で練習してるから肌が焼けてきたな.......。

「うわっ!?」

「危ねーな.......。誰だよって彩乃!?」

「錬!?なんでこんなところに!?」

「バカだな。ここはサッカー部のグラウンドだ」

「あ、ほんとだ.......」

走っているうちにサッカー部のグラウンドまで来てしまったみたいだ。
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