ありがとう。
やっぱり、こういう話は男の人には話しにくいな。
少し、恥ずかしい。
「ちょっと、恋の相談に・・・。」
南海ちゃんが言いにくい私の代わりに、言うと
「ああ、勝利か。」
「「へ?」」
何で奏君が知ってるの?
「いや、だって勝利が長谷川のこと好きなのって、結構みんなにばれてるし。」
そうだったの?!
「てか、あの態度でわからない方が変だろ。」
じゃあ、気付かなかった私って・・・・変なの?
「まあ美喜と長谷川は鈍感だし。そういうことなら、俺はここの入り口で待ってるから。もう少し話しておいで。」
私の頭をポンポンって叩いて、奏君は私達と反対の席のカフェの入り口の方に座った。