可愛い生徒(カノジョ)の育て方
「しかし菫! 男なんてもんはわからん!」

「私は大丈夫だもん!」


 安西とお父さんがぎゃーぎゃー言い争っていた、その時。

 またしてもお姉さんからの助け船が。


「そうだよね、お父さん。男なんてわからないっていうの、お父さんが一番よくわかってるはずだもんね」

 不敵な笑みを浮かべ、俺の方を向いたお姉さん。

 な、なんだ?

 まさか、俺の思惑がばれている、なんてことはないよな!?

 俺と安西、そしてご両親をぐるっと見わたして、お姉さんはにっこりとほほ笑んだ。

 安西とはタイプが違う、クールビューティーなお姉さん。

 背中に黒いオーラが見えるのは気のせいか!?

 怖い、このお姉さんは敵に回すと絶対に怖いタイプだ。

 俺の本能が「このタイプにだけは気をつけろ!」と警鐘を鳴らしている。

 ……姉妹だというのに、この差は一体どこから来ているのか、とても不思議なのだが。
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