胸に刻んで
タオルケットを掴む手に力が入る。
なに、それ……
お似合いってそんなん言われて喜ぶとでも思ってるの?
「私が好きなのは巧平だよっ……?」
視界がぼやけて歪んでいく。
言っちゃった。
困らせてしまう。
だけど、一度口に出してみたらもう止まらないものなんだと思った。
もう止められない。
溢れたこの想いはもう両手で抱えられないほどに。
「中学の時から好きでした」
手の甲で目をグイッとこする。
ひりひりしてる感じにさらに涙が出てくる。