twin∞soul
7 会いたい時
一週間あるうちの、平日の五日間。

毎朝、喫茶店で流を見ている。

流の姿を見なくては、私の一日は始まらない。

一人で来たり、会社の仲良しの同僚と来たりしてる流を見ては、ボケ~ッとして赤面を繰り返している私。

流の一日も、私の居るここからスタートするのかな?

喫茶店では、特別何も流とは話さない。

話さなくても平気。

後ろ姿や足音だとか、もちろん視線が合うだけで、何となく流が何を考えているのかが、解る。

それは、私の事だよね?

だって店を出た後に、必ず流からメールが入るから。

『今日も頑張れ、笑』

だから、そうやってメールくれるから毎日バイト頑張ってるじゃないのぉ~☆

ニヤニヤしながら調子こいてすぐさま流にメー ルを返信する。

『流も仕事、頑張ってね』

絵文字すらない、少ない単語を並べたメールでも、私は毎日のこのやり取りが、嬉しくてたまらない。

流のそういう軽くない所が、これまた凄く好きなんです。

私はトイレで携帯電話を握りしめて、もう一度静かに叫ぶ!

たまらなく凄く好きなんですけどぉ!!

こうして、私は更にモチベーションを上げるのだ。

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