クール王様と甘えん坊王妃
片付けが終わり、控え室に戻る。
「メイク取りましょうか?」
マネージャーさんは休みだから、今日は違う人。
さっき笑ってたのもこの子。
外人さんだから、つまり外国語を話す。
「ううん。結構時間使ったからいいや。帰ろっ」
この姿で街中歩くと結構浮くかもしんないけど、ペスの為に遠慮する。
ウエディングメイクだもんね。
浮くに決まってるよね。
仕方ない・・・。
「ホントですか?今からデートなんです。それでは行きましょう」
デート、かぁ。
わたしは何年もしてないな・・・
あたしもしたいなぁ、。
相手がいなきゃ、どうもこうもないんだけど。