ぱんつのおかず


「…お前が悪いんやし」

「はい?なに言うてんの」

「…今日の服エロいねん、ムダに」

「な、」



バッ!て腕、胸の前でクロスさせる。


言うとくけど、ウチの格好は夏の家着の代表みたいな、シャツとハーフパンツ。


なーんも色気ある服装ちゃうねん。


ただTシャツが昔のやつやから、ちょっとキツくてピチピチなだけで。


ついでに言うと、色あせて、背中に一箇所、穴あいてもとるだけで。



「ひ、人を露出狂みたいに言わんとってか!?これのどこがエロいねん意味わからんっ!!」

「しゃーないやろ」



はー、てため息ついて床から起きあがりながら、セッチが言うてった。



「…おれ、お前のこと好きやもん」

「…っ、」



セッチ、は。


最近。ここ最近…花火大会の後くらいからかな。


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