ぱんつのおかず

そんなウチを前に、カオちんはほんのりほっぺた染めて、顔に向かって手ぇパタパタ振る。



「あ、ちゃうで!?すきとかやないねんけど!!でも、花火大会のときも靴貸してくれたりとか、男らしかってんなぁ」

「…あ、へえ!!」



あ、へえ!!…って、なんよ、自分。


へえ!!ちゃうわ。なんやそのよーわからん返事。



ビックリした。


カオちんがまさかそんなこと言い出すとか思わんくて、めっちゃ動揺してもたんやと思う。


それからもなんやいろいろ話した気がするけど、脳みそだけどっかに引っ張られとるみたいにな。



カオちんの声が、全然。


頭に入ってきてくれへんかった。















< 268 / 400 >

この作品をシェア

pagetop