ぱんつのおかず


「あ……の、セッチ、はなして……み、みんな見るし…」

「人いきなり閉め出すってどういうこっちゃ」

「そ…っ!!そ、んなん、セッチが悪いんやんか!!セッチが…っ!!」



そこまでで言いよどんで、くちびるをかむこふじ。


笑顔はあっという間に吹っ飛んで。


残ったんは、怒ってるんと、ビビってる表情だけや。



…最近こんな顔ばっかさせとるな。



おさまらへんイライラ。

自然に出てきたため息。


と、同時に。おもわず口から、本音がもれた。ちっさい声やったけど。



「……さわらせんな」



ほかのヤツに、カンタンに触らせてんな。


おれの指の下。

頭をUFOキャッチャーみたいに持たれたまま、首をかしげるこふじ。



「…へ?ワラワセンナ?」

「………」

「しっつれいやな…ウチ、なんもセッチ笑かすようなことしてへん――っわぁ!?」


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