ぱんつのおかず
✳︎✳︎


目ぇ開けたら、天井やった。



真っ直ぐが、天井。真っ白や。


下見たら、布団。これも白。


右見たら、白いカーテン。なんや。ここ。全部白いがな。



ほんで、左見たら。



「………」



こふじがおった。


…真っ黒い、髪の毛の。



「〜セッチ!」



目ぇ真ん丸くして、こふじがおれの名前呼ぶ。


え、なにこれ、どういうこと。


口開こうとしたけど、なんやダルくて、頭もなーんやガンガンして、眉間にシワよせる。


状況がわからん。


ここ、どこや。…保健室?


おれがベッドに寝てて、こふじがとなりに座ってんの。なんで?


ぼんやりそう思てたら、こふじがめっちゃ申し訳なさそーな顔で、



「…ごめん」



しょんぼり声で、謝ってきた。


ますます意味がわからへん。



「あの〜、アタマ、大丈夫…?」


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