抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。



帰りは無言だった。




これから…私の身に何が起こるかわからない…。



そう考えると、話なんて出来る状態じゃなかった。




そんな沈黙を破ったのは…純だった…。



『…なぁ、暁。またいつか…逢えるよな…?俺、ずっと待ってるから…。』





私だって、逢いたい。




だけど、必ず逢えるという確証は…ない。






だから…返事は出来なかったんだ…。









< 210 / 287 >

この作品をシェア

pagetop