抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。
『まぁ…座っ…。』
いきなり後ろから抱きしめられた…。
『…逢いたかった。』
純の息が私の首筋にかかる…。
『…私も…逢いたかった。』
すると、純は何かに気づいた。
『…暁…。ネックレス…。』
そう…。昨日、夫に言われるがまま外し、鞄にしまったまま…。
昨日、この部屋での出来事が蘇る…。
初めて夫に暴力を振るわれた…。
『…もしかしたら、夫は…気づいているかもしれない…。』
これから起こる、地獄のような日が来ること…。
私たちはまだ気づいていなかったんだ…。