抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。
ネックレスは今は純の元にある…。
だけど、もう時間の問題かもしれない…。
あのネックレスを手離す日が…もうそこまでやってきているのかも…しれない。
守ると決めたのに…。
この気持ちも、あのネックレスも…。
私が守ると決めたのに…。
あれから夫は何も言ってはこない。
逆に、その沈黙が怖かった。
私に何を言わせようとしているの…?
私から…あの日の出来事を話させようとしているの…?