抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。




私はまだ純くんの体に包まれたままだった…。




私の涙で純くんのスーツはびしょびしょだった。




私が離れようとした時…





純くんの強い力で離れることが出来なかった。





『純くん?私、もう大丈夫…んっ。』




純くん?




どうして?





純くんの唇が私の唇に重なった…。






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