秘蔵っ子の憂鬱※タイトル変更


「あの、ここが結城さんの席です。
面倒見るとか課長が言ってましたけど、
私、2年目になったばかりなんで私の方こそよろしくお願いします!」

と言うと結城さんはクスッと笑って、

「いいこなんだね。
こちらこそ。」

と言った。

私は少しの間、
ぽかーんとしてしまった。

そんなことしばらく言われてないからだ。
確かに年下だし、後輩だけど、ちっちゃい子ではないのだから面と向かっていいこだなんて言う人は入社して今までいなかった。大学でも。
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