夢色シャイン




これ以上嫌われたらって思うと、行動に移せない。





「俺がついてるから安心しろ」





体を離し、しっかり目を合わせる。


いつのまにか涙は止まっていた。





一生の真っ直ぐすぎるセリフに、根拠はないけど一生がいれば大丈夫な気がした。






「七村と前みたいに戻れる。
何度でも未来を支えてやるからめげずに頑張れ」



「うんっ!」




本当は距離をあけなきゃって思ってたのに、逆に近づいたように感じた。


支えてくれる人がいるって心強い。




私は一生がいれば頑張れる。








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