夢色シャイン
その後はみんなでビーチバレーをしたり、砂で遊んだりした。
今日遊んでる間は、なぜかずっと一生が隣にいた。
「お前、ほんとにバレー部か?」
ビーチバレーの時は散々バカにされ。
「おい、何壊してんだよ。
どんだけ不器用なんだ?」
砂遊びしてる時もバカにされ。
ってバカにされっぱなしじゃん!
「このばかずきが!憶えときなさいよ」
「ははっ」
無邪気に笑う一生の笑顔に、胸が高鳴った。
なんてことは断じてない!
こうやって、私たちの高2の夏は幕を閉じた。