夢色シャイン
部活中なんだから、集中しなきゃね。
「もしかして、気になってるの?」
「……うん」
由紀ちゃんに言い当てられ、素直に頷く。
昼休みのことはもう話してある。
私の意見に由紀ちゃんは感動してくれたんだ。
そこまで考えてくれてたなんて思わなかったって。
未来が副キャプテンで良かったって言ってくれたんだ。
「大丈夫でしょ。
健もヘラヘラしてるように見えるけど、やる時はやる男なんだから」
「そうだね」