藍色の嵐
戸が開いて入ってきたのは
若い男だった

「席つけよー」

若干ダルそうな雰囲気の男

服装は黒のシャツの胸元を少しはだけて
そこからシルバーのネックレスがのぞいている

天パなのか、
ちょっとクセのある髪を茶色く染めている

その姿は教師というよりは
どこぞのホスト…といった感じだった。

『こいつが担任……(汗)?』

戸惑いがちなみんなの反応

ホントに教員試験受かってんのかよ
と言いたくなる

しかし本人は気にせず
出席簿を放り投げるように教卓においた

「さて、自己紹介はまた後で改めて。これからお前らの入学式があるからな。つーわけで廊下に並べ」

私たちは並んで体育館へ向かった





< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop