藍色の嵐
そんなまわりの反応には
もう慣れているので、
彼らに特に何を言おうとも思わない

ただ、視線がめんどくさいな、
くらいだ

ジロジロとこちらを見る不躾な視線は
さすがに気分の良いものではない

はあ、やれやれ。

肩をすくめながら
生徒たちの間をすり抜けた

後ろから無数の視線が追っているのが
気配でわかった
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