淡色ドロップス
カナちゃんの奢りで食べたドーナツは美味しくって胸の痛みはすっかり治っていた。
告白するか、諦めるか
まだハッキリ言葉に出来ないけど
でも私瀬野センセーのこと本当に好き。
それだけは、断言できる。
『はーあ、今日も瀬野センセーかっこいいねえ…』
『あと二週間でいなくなっちゃうとか信じられない。ずっとこの学校にいてほしいなあ〜』
廊下を通り過ぎた際に聞こえた女子の声は私の心の声でもあって。
…私だけが、センセーを特別視してるわけではないことを思い知らされる。